チャップアップとミノキシジルの違いがわからない。どっちを使ったほうがいい?
こんな疑問にお答えします。
チャップアップはもはや“日本一有名な育毛剤”と言ってもいいぐらい有名ですよね。
しかし、意外と「ミノキシジルと何が違うの?どっちが効果高いの?」と疑問をもつ人も少なくありません。
そこで本記事では、チャップアップとミノキシジルはどう違うのか?どっちが効果が高いのか?実際に使った人の写真を用いてくわしく解説します。
- AGA治療歴5年
- チャップアップをやめてミノキシジルを使用中
- 10種類以上の塗りミノ経験あり
【結論】チャップアップよりミノキシジルを使ったほうが効果が高い
チャップアップとミノキシジルでは、ミノキシジルを使ったほうが薄毛が改善しやすいです。
チャップアップのみ使っている人よりチャップアップとミノキシジルを使っている人のほうがよりはっきりと改善しているからです。
チャップアップのみを1年使った35歳男性の写真
こちらの写真は、35歳の男性がチャップアップのみを1年使った比較写真です。
使用前に比べるとやや埋まってきている感じもしますが、はっきりわかるレベルで改善したとは言えません。
チャップアップ+ミノキシジルを7ヶ月使った34歳男性の写真
こちらの写真は、34歳の男性がチャップアップとミノキシジルを7ヶ月使った比較写真です。
使用前に比べて、あきらかに頭頂部の髪の毛が増えているのがわかります。
チャップアップ+ミノキシジルを6ヶ月使った38歳男性の写真
こちらの写真は、38歳の男性がチャップアップとミノキシジルを6ヶ月使った比較結果です。
この方もつむじ周辺の髪の毛が増えており、薄毛があまり目立たなくなっていますね。
チャップアップ+ミノキシジルを6ヶ月使った33歳男性の写真
こちらの写真は、33歳の男性がチャップアップとミノキシジルを6ヶ月使った比較結果です。
こちらの方は、6ヶ月後の写真では、もう薄毛とは言えないぐらいになっていますね。
このように、チャップアップのみ使用するより、ミノキシジルを使ったほうが見てわかるレベルでの改善が期待できます。
ミノキシジルは発毛効果の科学的根拠があり、AGAガイドラインではミノキシジル5%が強く推奨されています。
CQ3:ミノキシジル外用は有用か?
引用元:日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」
推奨度:A
推奨文:ミノキシジル外用を行うよう強く勧める
(男性型脱毛症:5%ミノキシジル,女性型脱毛症:1%ミノキシジル).
ミノキシジル2%と5%を比較した臨床試験では、ミノキシジル5%のほうが髪の毛が約1.5倍増加したと報告されています。
ミノキシジル2% | ミノキシジル5% |
---|---|
平均12.7本増加/㎠ | 平均18.6本増加/㎠ |
ミノキシジル5%の塗りミノでは、ヒックスミノキシジル5
濃度 | 塗りミノ | 1ヶ月の費用 |
---|---|---|
ミノキシジル5% | ヒックスミノキシジル5 | 3,000円 |
ミノキシジル5% | スカルプDメディカルミノキ5 | 4,980円 |
ミノキシジル5% | リアップX5プラスネオ | 7,800円 |
ミノキシジル15% | 東京オンラインクリニック | 7,200円 |
ミノキシジル15% | DMMオンラインクリニック | 9,768円 |
チャップアップとミノキシジルを比較してみた
チャップアップとミノキシジルを以下3点で比較しました。
- 発毛効果:薄毛が改善する可能性
- 副作用:身体に与える影響
- 価格:1ヶ月あたりの費用
発毛効果:ミノキシジルのほうが高い
すでに写真で見てきたように、チャップアップよりミノキシジルのほうが発毛効果が高いです。
理由は以下の2つです。
- ミノキシジルは医薬品で、チャップアップは医薬部外品だから
- 発毛効果の科学的根拠が認められている成分はミノキシジルとアデノシンだけだから
チャップアップには含まれている成分は、どれも間接的な育毛作用はあっても、毛乳頭細胞に直接働きかけるなどの直接的な発毛作用はありません。
ミノキシジルは、国内外の多くの臨床試験で、6ヶ月以上使うと毛髪数が増加することが実証されています。
393名の男性被験者を対象とした,観察期間48週までのランダム化比較試験において,脱毛部1㎠内の非軟毛数のベースラインからの増加は,プラセボ群が平均3.9本,2%ミノキシジル群が平均12.7本,5%ミノキシジル群が平均18.6本で,5%ミノキシジル群で他の2群に比し有意に増加した.
引用元:日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」
副作用:チャップアップのほうが少ない
副作用はチャップアップのほうが少ないです。
ミノキシジルは医薬品なので薬剤師の許可が必要ですが、チャップアップは医薬部外品なので、資格者の許可がなくても自由に買うことができます。
ここでミノキシジルにどんな副作用があるのか、確認しておきましょう。
ミノキシジルには内服薬(ミノタブ)と外用薬(塗りミノ)があり、塗りミノよりミノタブのほうが副作用が強いです。
塗りミノの副作用
塗りミノの副作用は、頭皮のかゆみやかぶれなどの皮膚症状です。ミノキシジル5%の場合、副作用が生じる確率は6%です。
393名の男性被験者を対象とした,観察期間48週までのランダム化比較試験では,瘙痒,接触皮膚炎といった皮膚症状の出現率は 5%ミノキシジル群で6%と,2%ミノキシジル群(2%),プラセボ群(3%)より高かった.
引用元:日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」
ミノキシジル内服薬の副作用
ミノタブの副作用は、以下の3つです。
- 多毛症(体毛が濃くなる)
- 顔や手足のむくみ
- 動悸・息切れ
ミノタブは全身に作用するため、髪の毛だけでなく体毛も濃くなります。
ミノタブは塗りミノよりも発毛効果は高いですが、副作用で心臓に負担がかかるリスクがあります。
ミノタブは血管拡張作用があり、それによって心拍数の増加、動悸、息切れなどが生じる可能性があります。
ミノキシジル内服薬の副作用の報告は少なく,内服用製剤の添付文書中の市販後調査欄に,胸痛,心拍数増加,動悸,息切れ,呼吸困難,うっ血性心不全,むくみや体重増加などの重大な心血管系障害が生じるとの記載がある.
引用元:日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」
ミノキシジルを始めるなら、副作用が少ない順に塗りミノから始めるのがおすすめです。
関連記事:ミノタブはやめたほうがいいの?経験者が副作用と健康上のリスクを解説
価格:ミノキシジルのほうが安い
チャップアップよりミノキシジルのほうが安いです。
チャップアップを使っていたときは、1ヶ月9,090円かかっていました。
いま使っている塗りミノヒックスミノキシジル5
塗りミノ | 1ヶ月の費用 | 1年の費用 |
---|---|---|
ヒックスミノキシジル5 | 3,000円 | 36,000円 |
チャップアップ | 9,090円 | 109,080円 |
1年で7万円の違いは大きいですね。
チャップアップとミノキシジルのメリット・デメリット
チャップアップとミノキシジル、それぞれのメリット・デメリットを表にまとめました。
チャップアップ | ミノキシジル | |
---|---|---|
メリット | ・副作用が少ない | ・発毛効果が期待できる |
デメリット | ・発毛効果が乏しい | ・頭皮のかゆみが出る可能性あり |
発毛効果で選ぶならミノキシジル、副作用の少なさで選ぶならチャップアップと言えます。
ただ、ミノタブは副作用が強いので医師の診察が必要ですが、塗りミノは安全性が確認されているので自分で購入できます。
チャップアップ+塗りミノを6ヶ月使っても効果が感じられない場合だけ、ミノタブを使ったほうがいいか医師に相談しましょう。
わたしはミノタブでAGA治療を始めましたが、今はもう飲んでいません。
塗りミノで始めればよかったと後悔しています。
まとめ:チャップアップ単体よりミノキシジルも使ったほうが改善しやすい
今回は、「チャップアップとミノキシジルはどう違いのか?どっちが効果が高いのか?」について解説しました。
チャップアップのみ使った人より、チャップアップとミノキシジルを使った人の方がはっきりわかるレベルで改善しています。
チャップアップは医薬部外品なので、医薬品のミノキシジルに比べると、効果は緩やかです。
副作用を気にせず使えるメリットもありますが、より発毛効果を求めるならミノキシジルを使ったほうが改善しやすいです。