ミノタブをやめてよかった理由を知りたい。
ミノタブをいつまで飲み続けていいのか?一生飲み続けても問題ないのか?悩む人はとても多いはずです。
「たしかに効果はあると思うけど、それ以上に副作用が心配。やめてよかった人がいるなら、そう思う理由を聞いてみたい」
そんな方に向けて、経験者がミノタブをがやめてよかった理由をくわしく解説します。
- AGA治療歴5年
- フィナステリド+塗りミノを継続中
- 4つのAGAクリニック経験あり
ミノタブをやめてよかった2つの理由
ミノタブをやめてよかった理由は、以下の2つです。
- 心臓にかかる負担を減らせた
- 体毛の濃さが解消できた
心臓にかかる負担を減らせた
ミノタブをやめてよかった最も大きな理由は、心臓にかかる負担を減らせたことです。
ミノタブは血管拡張作用があるので、通常時よりも心拍がやや早くなります。
ミノタブを飲んでいるときは、夜中に太ももの不整脈がありました。
この不整脈が生じるたびに、心臓に負担がかかっていないか心配でした。
ミノタブって心臓に負担がかかるの?
ミノタブはもともと高血圧の人が血圧を下げるために使われていた薬で、血管を拡張して血流を良くする働きがあります。
それによって髪の毛に栄養が運ばれやすくなって発毛が促進されるのですが、少なからず血管や心臓に負担がかかります。
低用量なら問題ないとして多くのクリニックでも使用されていますが、日本では臨床試験が行われていないため、心臓への負担は全く問題ないと言える十分な根拠は今のところありません。
「みんな飲んでるから大丈夫だろう」と思って始めましたが、ずっと飲み続けていいのか不安でやめました。
体毛の濃さを解消できた
ミノタブをやめてよかったもう1つの理由は、体毛の濃さを解消できたからです。
筆者はもともと体毛が薄かったほうですが、ミノタブを飲み始めて写真のように体毛が濃くなりました。
ミノタブを飲み始めてすぐには気づきませんでしたが、3〜4ヶ月たったあたりから濃くなっているのに気づきました。
ミノタブを使って髪が生えてきたと感じる人は、ほぼ同時期に体毛も濃くなるはずです。
そもそもAGA治療でミノタブが使用されるようになった経緯として、高血圧の人のほとんどがミノタブの副作用で体毛が濃くなったのがきっかけなので、体毛が濃くなるのはほぼ避けられません。
もちろん薄毛になるのに比べれば体毛が濃いほうが100倍マシです。
でも人間は欲深いもので、いざ薄毛が改善すると今度は「体毛の濃さをどうにかしたい」と、対処せずにはいられなくなりました。
除毛クリームで根本から剃ったこともありますが、余計濃くなるのでやめました。脱毛サロンは経済的に難しいのであきらめました。
ミノタブをやめると半年たたずに体毛は元の濃さに戻りました。
ミノタブを飲んでいるときは指毛が目立つので、人前で何か書いたりするときに指毛をどう見られているか気になっていましたが、やめてからそういう心配はなくなりました。
関連記事:ミノタブの副作用(多毛症)で体毛がドン引きするレベルで濃くなった
ミノタブをやめてフィナステリドだけでは薄毛に戻った
おそらく多くの人は「薄毛が治ったらミノタブをやめてフィナステリドだけで維持すればいい」と考えるでしょう。
筆者もそうです。しかし、実際にミノタブをやめると薄毛に戻る可能性が高いです。
ミノタブの発毛効果は強力なので、フィナステリドだけでは補いきれないのだと思います。
筆者の場合、ミノタブをやめてしばらくは何も起こりませんでしたが、半年ほどたって急に抜け毛が増えてきて、気づいたら生え際が薄毛に戻りました。
ミノタブをやめてから随分たってからだったので、悪化するとはまったく予想していませんでした。
自分だけなのか調べてみると、他にも同じような経験をしている方がいるとわかりました。
「ミノタブ+フィナステリド」の組み合わせで薄毛を改善した人がミノタブをやめると薄毛に戻ってしまう可能性が高いので、やめる前に減薬してもいいか医師に相談しておくことをおすすめします。
ミノタブをやめても3年以上維持できている理由
筆者はミノタブをやめてから3年以上たっている今もどうにか維持できていますが、その理由は代わりに塗りミノを使い始めたからです。
ミノキシジルには大きく2つのタイプがあり、タブレットタイプの「ミノタブ」と塗るタイプの「塗りミノ」があります。
塗りミノはミノタブに比べると効果はやや落ちますが、ミノタブより心臓に与える影響が少なく、体毛もほとんど濃くならないのがメリットです。
おそらく「フィナステリドだけ」あるいは「塗りミノだけ」だと維持できていなかったと思いますが、併用することでミノタブで生えてきた髪をキープできています。
いきなりミノタブから塗りミノに切り替えるのが心配な人は、ミノタブを減薬あるいは間隔を空けるなどして、減らした分を塗りミノで補うことから始めてみてはいかがでしょうか。
まとめ:ミノタブをやめて健康面を心配せずに続けられるのがよかった
今回は、経験者が「ミノタブをやめてよかった理由」について解説しました。
ミノタブを飲み続けることによって心臓にどれほどの影響があるのかは、普段は目に見えないのでなかなか気づきづらいです。
筆者は太ももの不整脈という形で現れたので、それがいつまで続くのか?一生飲み続けて本当に問題なのか?心配でやめました。
ミノタブをやめて「やめなければよかった」と後悔しないためには、減薬あるいは間隔を空けてもいいか、医師に相談してみてください。
その間の悪化を防ぐ方法として、塗りミノで補うという選択肢もあります。