ミノキシジルの塗り方のコツが知りたいです。
こんな疑問にお答えします。
「ミノキシジルを塗ろうとすると髪がベタベタになってしまう」
「液が顔にたれてきてうまく塗れない。どう塗ればいいんだ?」
ミノキシジルって意外と塗り方に苦労しますよね。「え?これどう塗るの?」って疑問に思った方も多いのではないでしょうか?
慣れてくればすぐ塗り終わりますが、人によっては塗りにくいと感じてやめてしまう人もいます。
ミノキシジルの効果を最大限に引き出すためには、毎日続けることがいちばん大切です。
本記事では、やめたくならないミノキシジルの塗り方のコツを画像や動画でくわしく解説します。
- AGA治療歴5年
- フィナステリド+ミノキシジルを使用中
- 4つのAGAクリニック経験あり
ミノキシジルの塗り方のコツ
ミノキシジルの塗り方のコツは、以下の5つです。
- 髪の毛ではなく頭皮に塗る
- 頭皮が清潔な状態で塗る
- もう一方の手で塗り込む
- 全体ではなく気になる部位だけ塗る
- ちょっとずつ塗っていく
髪の毛ではなく頭皮に塗る
ミノキシジルは髪の毛ではなく頭皮に塗りましょう。
薄毛が気になる部分の頭皮に押し当てて使います。
ミノキシジルは髪の毛につけても発毛効果は得られません。もったいないのでやめたほうがいいです。
頭皮が清潔な状態で塗る
ミノキシジルを塗るときは、髪を洗って頭皮を清潔な状態にしてから塗りましょう。
頭皮の毛穴に皮脂や汚れが溜まった状態では、ミノキシジルが頭皮の奥まで浸透しづらいからです。
ミノキシジルの働きの1つは、毛乳頭細胞を増殖させることです。それによって発毛が促進されます。
ミノキシジルの発毛効果の本質は成長期期間の延長による矮小化毛包の改善である.その具体的作用として毛乳頭細胞の増殖作用,上皮系毛組織細胞(毛母細胞)のアポトーシス抑制作用,毛組織血流改善作用が考えられる.
引用元:ミノキシジルの発毛作用について
ミノキシジルの効果を引き出すには、髪を洗って頭皮を清潔な状態にしてから塗りましょう。
もう一方の手で塗りこむ
このようにもう一方の手で頭皮に塗りこんで使います。
もう一方の手を使って塗りこむ理由は以下の2つです。
- 液が顔にたれてこないため
- 頭皮に浸透しやすくするため
手を使わずにただ押し当てるだけだと、顔に液がたれてきます。目に入ると沁みて痛いです。
また、頭皮に浸透するのに時間がかかるため、乾くまでにしばらく待つ必要があります。
とくに朝は時間をかけて塗っている余裕はないと思うので、乾く時間が早いのもメリットです。
ミノキシジルを塗るときや髪を洗うときにつめを立ててしまうと、頭皮が傷つき細菌が発生して炎症につながるのでやめたほうがいいです。
全体ではなく気になる部位だけに塗る
ミノキシジルは全体に塗る必要はなく、薄毛が気になる部位とその周辺だけ塗れば十分です。
AGAで薄毛になるのは生え際と頭頂部だけで、側頭部や後頭部が薄毛になることはほぼないので、塗る必要はありません。
側頭部や後頭部に使うのはもったいないです。だったらその分生え際と頭頂部に使ったほうがいいですよ。
ちょっとずつ塗っていく
ミノキシジルを塗るときは、一度にたくさん塗りすぎず、ちょっとずつ塗っていくようにしましょう。
一度にたくさん塗ると、顔に液がたれて目に入ったり、頭皮のかゆみや赤みが出やすくなったりするからです。
ちょっとずつ塗れば顔にたれてくることもなく、頭皮が赤くなったりかぶれたりする心配もありません。
塗りミノは10種類以上あるのでどれを選べばよいか迷う人も多いです。こちらの記事では塗りミノの選び方をくわしく解説しています。
ミノキシジルを塗るときの注意点
ミノキシジルを塗るときの注意点は以下の3つです。
- 塗ったら触らない・乾かさない
- たくさん塗りすぎない
- 夜だけでなく朝も塗る
塗ったら触らない・乾かさない
ミノキシジルを塗ったあとはなるべく触らないようにしましょう。
触るとせっかく塗ったミノキシジルが取れてしまうからです。
また、ドライヤーで乾かすと蒸発してしまうので、それもやめたほうがいいです。
たくさん塗りすぎない
一度にたくさん塗りすぎると、頭皮のかゆみやかぶれが生じやすくなります。
ミノキシジルを多く塗ったからと言って効果が高まるわけではありません。
1回に塗る量を増やすよりも、毎日欠かさず続けることが大切です。
夜だけでなく朝も塗る
ミノキシジルは夜だけではなく朝も塗ったほうがいいです。
ミノキシジルを1日1回使った人と1日2回使った人を比べた臨床試験では、
1日2回使った人のほうが髪の毛が増加しています。
2年後に1日1回の局所ミノキシジル塗布に変更した被験者は、ベースラインの非軟毛数からの平均変化量が1年で291.2本、2年9ヵ月で235本でした。研究期間中、1日2回の局所ミノキシジルの塗布を続けた被験者は、ベースラインの非軟毛数からの平均変化が1年時点で323本、メンテナンスを行った2年9か月時点では335本でした。
引用元:Long-term follow-up of men with male pattern baldness treated with topical minoxidil(1987)
1回でも使わないより良いのは間違いないですが、2回使ったほうが効果は出やすいです。
ミノキシジルを6ヶ月塗った人の効果がわかる写真
ミノキシジルを6ヶ月塗り続けた人の経過写真を紹介します。
- 薬の効果はありましたか?どんなところで効果を実感しましたか?
-
1ヶ月目:ほとんど効果を感じることができませんでした。しかし、継続して利用していってみようと思っていました。
3ヶ月後:徐々に効果を感じ始めることができるようになっていきました。目で見てなんとなくわかるようになっていき始めたのがこの頃のタイミングだと思います。
6ヶ月後:はっきりと頭皮が黒々としてくるのがわかるようになってきたタイミングでした。治療の効果をはっきりと感じて自信になってきたタイミングだったと思います。
- 薬の効果はありましたか?どんなところで効果を実感しましたか?
-
1ヶ月目:ほとんど変化は感じず、正直このまま利用し続けて効果を感じることができるのかという不安さえ感じたこともありました。
3ヶ月後:少しずつ変化を感じることができるようになってきたタイミングでした。鏡を見ても「あれ?」と目で見てわかるようになってきました。
6ヶ月後:毛量が明らかに増えてきたという「大きな変化」を感じることができるようになってきた頃でした。治療の効果を感じ、自信も持てるようになってきたタイミングでした。
2人ともフィナステリドと塗りミノを併用して生え際が改善しています。フィナステリドのみ使った人の経過はこちらの記事でくわしく解説しています。
まとめ:ミノキシジルは手で塗ると早く頭皮に浸透させやすい
今回は塗りミノを3年以上使っている筆者が「ミノキシジルの塗り方のコツ」を解説しました。
ミノキシジルは手で塗りこむと、顔にたれてくることもなく頭皮に浸透させやすくなります。
「髪がベタベタする」「頭皮が透けてしまう」という人は、一度にたくさん塗りすぎず、手でちょっとずつ塗ってみてください。
YouTubeに本記事の内容を解説した動画をアップしています。よかったらご覧ください。